初めての民事信託
財産をお持ちの方が信頼できる人に財産を託し、託された人が目的に従って財産の管理・処分をする制度です。
身近な信託といえば、投資信託があります。
これは銀行や投資家に金銭を預けて運用してもらい、その利益配当を受けるしくみです。
民事信託は銀行等の代わりに家族や身近な人に財産を預けて、将来にわたり財産管理を行い、また、死後の財産承継を行ってもらう信託です。
たとえば、こんな時に活用できます。
■高齢者の財産管理に不安があるとき
■子どもがいない夫婦の相続にお悩みのとき
■相続人でない親族の方の生活安定を望むとき
■子どものために財産を保全したいとき
■亡くなった後、長期にわたり財産の活用を指定したいとき
■ペットの世話ができなくなった時に代わりに世話を託したいとき
■お持ちの不動産を親族で活用してほしいとき
■会社経営者が事業承継をお考えのとき など
信託を契約でする場合、財産をお持ちの方と預かる方で信託契約を結びます。
遺言でする場合は遺言を作成します。
↓
契約書もしくは遺言を公正証書にします。
財産を預かる方の管理に移します。
契約に従い、財産の預金から生活の費用を支出したり、不動産の管理をしたり、お亡くなりになった後の財産の処分をします。
この民事信託のうち、家族間での信託を、家族信託といいます。
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